Google Analytics でアクセス解析できるQRコードの作成方法
2016/06/12
うちの会社は仕事で出版業もやっているので、よく出版物とWEBを絡めた企画でQRコードを作らせられることが多い。
そこでWEBへ誘導するためのQRコード作成についてのメモ。
1.URLの決定
まずはQRコード化するURLを決めましょう。話はそれからです。
2.URLパラメータの付与
後でグーグルアナリティクスで解析できるようにURLにトラッキングパラメーターを付ける。自分はわかりやすいように ?frm=qr とか、もしくはどの媒体に載せたQRコードから来たか分かるように雑誌なら?qr=magazine とか付けます。
例)s-wander.com?frm=qr
3.URL短縮
QRコードは情報量が多ければ多いほど複雑になり、画像のサイズも大きくなります。掲載する紙面の枠に限りがある場合は、できるだけQRコードを単純化するためにURLを短縮しましょう。
短縮URLサービスはいろいろあるので好きなサービスを使って良い気もしますが、気を付けることがあります。短縮URLをQR化し紙面に載せて無事印刷発行までしたとしても、短縮URL自体に有効期限が付いていたり、そもそも短縮サービスサイトが廃止になったりしたら、そのサイトで作った短縮URLも無効になります。
そういったことを考えると、個人的に google URL shortner が一番信頼できると思ってます。しかも簡単なトラッキングもしてくれますし。
Google shortnerによる解析。当たり前だがモバイル端末からのアクセスしかない。
4.QRコード作成
「どうやって作るの?」と思うかもしれませんが、簡単です。WEB上でQRコードを無料で作ってくれるサービスがいっぱいあります。QRコード自体には有効期限とかサイトによる差異はないので、好きなところを使ってください。自分はいつも cman(シーマン) を使っています。
作る際の注意点として、
- QRコードは最少でも1cm角の大きさを確保しておく。プリンタの精度、印刷紙の質、読み取るスマホのカメラ性能にもよりますが、1cm四方あれば今どきのスマホであれば大抵読み取れます。逆にこれより小さいと読み取りが安定しないです。
- これはデザイン的な話ですが、QRコードを複数載せる時は並べて配置しないで、離して載せること。QRコード同士を近くに配置すると読み取るときに、意図しない方を読み取ってしまいます。デザイナーさんにそのことをきちんと伝えておきましょう。
できあがったものは必ず読み取れるか確認しましょう。
5.QRコードからのアクセスをGoogle Analyticsで解析
Google Analytics のレポート画面で、
行動→サイトコンテンツ→ランディングページ で2.で設定したパラメータを検索しましょう。
QRコードからのアクセス数がすぐ分かります。
Google Analytics の詳しい設定や使い方は、この本が分かりやすく、内容も充実してるのでオススメです。
難しい用語も分かりやすく説明してあるので、ウェブ制作関係の人だけでなく、企業のウェブ担当者も読んでおくと良いと思います。
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